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「翡翠の定義」

「翡翠の定義」

英語表記では、軟玉・硬玉・碧玉等を総称して「Jade(ジェイド)」と表記されます。

翡翠には硬玉(ジェダイトJadeite)と軟玉(ネフライトNelspruit)という2種類の石があります。
宝石としては同じくくりで扱いますが、鉱物的には別物です。

翡翠の定義は諸説が色々あります。
硬玉のみを翡翠と考えるケースもあれば、軟玉と硬玉の共に翡翠とするケースもあります。


硬玉と軟玉はどちらも翡翠というが、宝石とみなされるのは現在は硬玉だけである。
軟玉は中国以外では宝石とされず貴石に分類される。

中国で安く売られている翡翠はほとんどが軟玉である。
ただし白く透明感のある最上質のものは羊脂玉と呼ばれ、中国では硬玉よりも価値が高いとされる。


中国では翡翠と言うよりは「玉」と呼びます。
この場合はジェダイトとネフライトを指します。

翡翠としての歴史は、硬玉よりも軟玉の方が長いです。
清の時代までは軟玉を玉と呼び、彫刻して玉器を作っていました。
硬度の点に置いても彫刻しやすかったのも、器として使われた背景だと思われます。


1863年に単一種の宝石と考えられていた、玉として使っている石が、ジェダイト(ひすい輝石、硬玉)と、ネフライト(軟玉)の2種類に分類できることが分かり、別物として扱うようになりました。
二つの石を分けて考える歴史はまだ、200年弱のものです。

硬玉(ジェダイトJadeite)

成分
Na(AL,Fe3+)Si2O6

主要構成鉱物
輝玉(英名:パイクロシーン Pyroxene)グループに属する

屈折率 1.66

硬度  6.5〜7

色    
緑、ラベンダー(薄紫)・青・黒・白・黄・燈・赤燈・茶・透明(一般に言うアイスジェイド)

産地 
新潟県糸魚川ー青海地域、ミャンマー・カチン州、カザフスタン、ロシアのウラル山脈の北方、ロシア・アバカン、中南米

のグアテマラ

軟玉(ネフライトNelspruit)

成分 Ca2(Mg,Fe)5Si8O22(OH)2

主要構成鉱物
「角閃石」(英名:アンフィボール Amphibole)グループのネフライト

屈折率 1.61

硬度   6〜6.5


緑色〜暗緑色。黒色もある。

産地
中国西域、台湾、カナダ、ニュージーランド、シベリアなど世界的に分布。

名前の由来

「翡翠(ひすい)」とは、本来は水鳥の「カワセミ」のことです。
「翡」は赤色を、「翠」は緑色を意味します。

カワセミは背は緑色、腹は赤色をしています。
それらの色を持つ「玉」を「翡翠玉」と表したことから、色石である翡翠が石名として残ったと言われ、いつの間にか石名の玉が除かれて、「翡翠」と言われるようになりました。

加工法

翡翠は多孔質の物質であり、様々な後加工が可能である。
通常、宝石として販売される翡翠は、まったく無処理の翡翠は少なく、なんらかの改良処理がされているものがほとんどである。この処理のことをエンハンスメントという。

加工法の詳細と等級

産出地

翡翠の産出地は世界的にも限られており、安定した量の硬玉の産出地はミャンマーのみである。なお、中国のホータンで産出される翡翠は軟玉であり、よく誤解されているが中国に硬玉の産地は存在しない。

硬玉の主な産地
日本:新潟県糸魚川市姫川流域、北陸の海岸や富山県の翡翠海岸など
ミャンマー:カチン高原
グアテマラ:モタグア渓谷
米国:カリフォルニア州ニューイドリア地区
ロシア:西サヤン山脈

軟玉の主な産地
中国の新疆ウイグル自治区のホータン
ニュージーランド



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